配信を始めてから「音がこもってる」「BGMと声が混ざってる」と言われた経験、ありませんか? それ、ヘッドホンを変えるだけで一気に解決するかもしれません。
配信向きのヘッドホンってどう選ぶ?
配信で使うヘッドホンは、普段の音楽鑑賞とは求められるものが違います。 遮音性が高くて、自分の声やBGMの音量バランスをしっかり確認できるモニター系のヘッドホンがベストです。
有線か無線かで迷う方もいますが、配信用なら有線が断然おすすめです。 Bluetoothだと音の遅延が起きやすく、ゲーム配信では致命的になることもあります。
密閉型か開放型かも重要で、マイクに音漏れしにくい密閉型が配信には向いています。 ただ、長時間だと蒸れるので、イヤーパッドの素材も確認しておくと安心です。

正直、開放型のほうが耳はラクなんですけど、マイクに音がダダ漏れするんですよね。 配信者には密閉型が無難だと思います。
配信用ヘッドホンのおすすめ5選
第1位:TASCAM TH-11 密閉型ステレオモニターヘッドホン

TASCAMといえばレコーディング機材で有名なメーカーですが、このTH-11は配信者にもめちゃくちゃ刺さるヘッドホンです。 箱を開けて最初に思ったのが「軽っ!」ということ。 長時間の配信でも首が疲れにくいのは地味にありがたいです。
密閉型で音漏れが少ないので、マイクに余計な音が入りにくいのが配信で使う一番のメリットです。 モニターヘッドホンとしてフラットな音質なので、自分の声がどう聞こえているかを正確に把握できます。
ただ、イヤーパッドがやや薄めなので、3時間を超える配信だと耳が痛くなることがあります。 別売りのパッドに交換するのも手です。

えっ、この値段でこの品質やばくない!? TASCAMのモニターヘッドホンがこの価格帯で買えるのは控えめに言って神です!!
第2位:Marantz Professional MPH-2 モニターヘッドホン

Marantz Professionalはポッドキャスト用のマイクでも評判のメーカーです。 このMPH-2は密閉型の有線モニターヘッドホンで、原音に忠実なフラットサウンドが特徴になっています。
実際に装着してみると、イヤーパッドのフィット感がかなりいい感じです。 耳全体をしっかり包み込んでくれるので、周囲のノイズをカットしてくれます。 配信中にエアコンや生活音が気になりにくいのはありがたいポイントです。
ぶっちゃけ、見た目はちょっと地味です。 カッコいいゲーミングヘッドセットに比べると華やかさはないですが、配信の音質を真剣に考えるならこっちのほうが間違いないです。
第3位:OneOdio Pro 10 オーバーイヤーヘッドホン

OneOdioのPro 10は、50mmの大口径ドライバーを積んでいるのに価格が3,000円前後という驚きのコスパモデルです。 初めて配信をやってみたいけど、いきなり高いヘッドホンは買えない…という方に推したい一台です。
6.35mmと3.5mmの2つの端子が使えるので、オーディオインターフェースにもスマホにも直接挿せます。 配信機材を揃え始めたばかりの頃って変換アダプタを忘れがちなので、これは地味に助かります。
音質は価格なりで、高音のクリアさはTASCAMやMarantzに比べると物足りない部分があります。 でも「とりあえず配信を始めたい」段階では十分すぎる性能です。

3,000円でこの音が出るの、正直ビックリしました。 予算が限られている配信初心者は、まずこれで試してみるのもアリだと思います。
第4位:Shokz OpenComm2 骨伝導イヤホン

ちょっと変わり種ですが、骨伝導タイプのShokz OpenComm2もランクインです。 耳を塞がないので、配信中にインターホンや家族の声が聞こえるのが最大のメリットです。
ブームマイク付きで通話品質も高く、コラボ配信や雑談配信では重宝します。 Bluetooth接続なので、PC周りのケーブルがスッキリするのもうれしい点です。
ただ、音質面ではオーバーイヤー型に比べて低音が弱く、ゲーム配信の足音を聞き分けたい場面には向きません。 あくまで「ながら配信」や「トーク系配信」で使いたい方向けです。

骨伝導は耳が蒸れないのが最高です。 夏場の長時間配信だと密閉型は本当にキツいので、サブ機として持っておくのをおすすめしたいです。
第5位:ヤマハ HPH-50WH ヘッドホン

楽器メーカーとして知られるヤマハのエントリーモデルです。 ヤマハの音響技術が詰まった密閉型で、楽器の音をモニタリングする用途で開発されたため、音の解像度はかなり高いです。
軽量コンパクトで折りたためるので、外に持ち出して使うこともできます。 正直、デザインはシンプルすぎて「配信者っぽさ」はゼロですが、音のクオリティはさすがヤマハです。
注意点としては、ケーブルが片出しではなく両出しタイプなので、取り回しがやや面倒です。 デスク周りのケーブル整理はちょっと工夫が必要になります。
5機種を一目で比べてみた
| 商品名 | タイプ | 接続 | 音漏れしにくさ | 長時間の疲れにくさ | 配信初心者の使いやすさ | ケーブルの取り回し |
|---|---|---|---|---|---|---|
| TASCAM TH-11 | 密閉型 | 有線 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| Marantz MPH-2 | 密閉型 | 有線 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| OneOdio Pro 10 | 密閉型 | 有線 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| Shokz OpenComm2 | 骨伝導 | Bluetooth | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| ヤマハ HPH-50WH | 密閉型 | 有線 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ |

個人的にはTASCAMかMarantzで迷って、結局TASCAMにしました。 軽さが決め手でしたね。
買ったらまずやっておきたい初期設定のコツ
ヘッドホンを買ったまま配信ソフトにつないでも、音量設定がバラバラだと配信が台無しになります。 最初にやるべきことを整理しておきます。
2. マイクの入力レベルとBGMの音量バランスをテスト録画で確認
3. ゲーム配信ならゲーム音とマイク音を別トラックに分離しておく
4. ヘッドホンの音量はPCの50〜70%くらいに設定し、配信ソフト側で微調整する
テスト配信は面倒でも毎回やるべきです。 音量バランスは環境が変わると微妙にズレるので、前回のままでOKとは限りません。

配信ソフトの音声ミキサーで「モニターのみ」に設定を変えたら自分の声が返ってくるようになったとき、最初は戸惑いました。 慣れると便利ですけど、最初は「モニターOFF」の設定のまま録画で確認するほうが使いやすいです。
配信ヘッドホンと一緒に揃えたい周辺機器
ヘッドホン単体では配信の質は完成しません。 周辺機器を揃えることで、音声トラブルをグッと減らせます。
PCに直接ヘッドホンを挿すよりも、オーディオインターフェース経由のほうがノイズが激減します。 YAMAHAのAG03MK2やSteinbergのUR22Cが定番です。 配信者同士の口コミでもこの2台の名前はよく出てきます。
ヘッドホンの音質を上げても、マイクがショボいと台無しです。 audio-technicaのAT2020やMarantz ProfessionalのMPM-1000が1万円前後で手に入ります。 配信に使ってみたら、内蔵マイクとの違いに驚くはずです。
地味ですが、デスクにヘッドホンを置くスペースがなくて困っている配信者は多いです。 1,000円前後のクランプ式ハンガーがあるだけでデスクがスッキリします。

オーディオインターフェースは最初「いらないでしょ」と思ってたんですが、使ったら別世界でした。 音がクリアになりすぎて、逆に部屋の生活音が拾われるので防音対策も一緒に考えたほうがいいですよ。
配信中のヘッドホン、ここだけは気をつけて
ヘッドホンを長持ちさせるためのちょっとしたコツも紹介します。

配信中に片耳だけ外す人がいますが、密閉型だと左右の音量バランスが崩れて音の判断がしづらくなります。 外すなら両耳一緒に外して休むのがおすすめです。

筆者:横井宗孝 配信機材やオーディオ機器について、音響エンジニアやメーカー担当者への取材をもとに記事を執筆しています。 読者が自分の配信スタイルに合った機材を見つけられるよう、わかりやすい情報発信を心がけています。


