2008.04.02 Press - プレス
私の手から誰かの手の中へ届けられる鞄は
手にした人の生活にゆっくりと馴染んでゆくことでしょう
刺繍で描かれた世界は 手にする人の鳥であり、木であり、花でした
ささやかに紡がれる日々を
風の吹くように 近くから遠くから
そっと見守っていたいと思うのです
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日々の生活の中で起きるささやかな出来事を私は大切に思い少しずつ言葉に綴ります。幸せに満たされるようなことも、小さな微笑みとなるようなことも、切なくて心がちぎれてしまいそうな事も・・・同じように一日の中の出来事として綴ります。
そこから生まれてくる感情や、色や、形をゆっくりと刺繍にしたり、鞄にしたりします。私の手の中で出来上がった鞄はいつしか、綴られた風景や色を必要とする人の元へ届きます。鞄は手にした人の生活の中でゆっくりと馴染み、そしてくたくたになったころに再び、私の元へ修繕のために戻ってきます。
そのような一連のゆったりとした時間の流れを、作り手の私は、やわらかな風が吹くように遠くから、近くからそっと見守っていたいと思い、作り続けています。
今展は白い布に白い糸でじっくりと手刺繍を施してから、アンティークな色に染め上げた鞄と、仕事の中でできた端切れ革を手縫いして綴じた「始まりの手帖」という小さな手帖を展示販売します。時間をかけて出来上がる手仕事の静かな世界をお楽しみください。
「西風の鞄」
「始まりの手帖」という名の革手帖革製のアルバムを作るお仕事で出来た端切れの革を捨てることができず、新しい作品として命を吹き込むことにしました。この手帖は一つずつに詩が綴られています。手にする人が「自分の物語の始まりにふさわしい言葉」を選んでお持ち帰り頂けるようになっています。手帖に綴ることでその方の中で何かが生まれていくことを願う手帖です。
2008年3月31日(月)ー 4月6日(日)
11:30 ー 20:00(最終日18時迄)
間中休廊日はありません。
-millibar gallery-
artniks bld.2F・ 大阪市西区立売堀1-12-17
[お問い合わせ]
tel:06-6531-7811 / e-mail:millibar@artniks.jp
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