2014.04.16 Press - MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w
展示室B:西村勇人写真展 "Cool Physics" 4月15日(火)~26日(土)
小野紗雪個展 4月29日(火・祝)~5月10日(土)
展示室A:「これからのそれから 2014」4月15日(火)~5月10日(土)
http://www.voicegallery.org/exhibition_event.php
◎西村勇人写真展 "Cool Physics"4月15日(火)~26日(土)11~19時/20日(日)・21日(月)休
西村勇人は、2010年より、自然科学の研究現場の撮影に取り組んでいます。 "Cool Physics"と題する今回の個展では、核融合科学研究所・高エネルギー加速器研究機構・理化学研究所などの物理学の研究現場で撮影した写真8点(各900mm×600mmおよび1580mm×1170mm /デジタルピグメントプリント)を展示します。 西村は、「研究現場は物々しい実験設備や思考の痕跡で満たされており、そこで目にする物はことごとく研究実施上の意味を帯びていますが、専門外の人間にとって、それらの持つ意味は閉ざされていて、ある種の秘術が行われる場のようにさえ感じられます。」と言います。 核融合科学研究所の大型ヘリカル装置では、関係者以外、容器内部に立ち入ることが不可能に近い中、西村は、少人数に限って設定された見学会に参加する機会を得て、容器内部や研究者のポートレートの撮影を行いました。大型ヘリカル装置は、実験や作業などの年間スケジュールが明確に決められており、普段は真空である直径13.5mの容器が大気圧に戻されて保守や改造が行われる期間の合間に開かれた見学会で、クリーンルームと同様に、西村は防塵服をまとって撮影を行いました。 一般人のアクセスが不可能な場所は数限りなく存在します。西村勇人"Cool Physics"シリーズは、そこへのアクセスを重ねるという冒険であり、人類の進歩にとって物理学が秘術であり続けることへの寡黙な監視であるのかもしれません。研究現場や装置に神秘的な美しさを認めるいっぽうで、彼が凝視する<囲われた現実>を私たちに提示してくれます。
◎企画グループ展「これからのそれから」
4月15日(火)~5月10日(土)
開廊時間=火曜~土曜11~19時
休廊日 =日曜・月曜 ただし5月4日(日)オープン
※4月18日(金)17~19時:本展出展作家および個展開催の西村勇人が皆様をお待ちし、ささやかなパーティーといたします。
ぜひご来場ください。
※本展、西村勇人、次回個展の小野紗雪 合計12作家の作品ポストカードセットを販売します。フルカラー/12枚セット¥1,080。
20~40代の写真作家、現代美術作家10名の写真表現。すべてプリント。エディション作品/1点作品、販売/非売。
個人という小さな存在は、歴史の中で彷徨や流浪を繰り返しています。
芸術は、流浪する小さな存在である<個人の記憶>を記録へと転換する役割を持っています。
彷徨の軌跡や、記憶・記録の作業としての写真表現により、本展を構成しました。
浅野豪(あさの・たけし):高度な技術を用い<白紙>を撮影。
二次元の地と図が交差する視覚的な意図に加え、白紙は記憶や実体の欠落に見えます。
東愛実(あずま・まなみ):サイアノタイプ=青写真・日光写真の特性を生かし、記憶の底を探るかのような表現をしています。
岩崎正嗣(いわさき・まさし):かつてCGによりRGBで表された自画像をCMYKに振り分け、
自画像が色の配置のみへと解体されています。
オカモトアユミ:剥製、皮、動物など、日常の中の非日常をとらえる6点。
小川しゅん一:既製品や出来事を加工する手法の作家。<牡蠣>を凝視したモノクロとカラープリント。
金サジ:儀式的な装飾の人や鳥。不連続な架空の歴史のような提示。
小竹登里佐(しの・とりさ):家族とともに住んだデュッセルドルフ、六甲アイランド、京都それぞれの過去/現在の同一の場所を1対に提示。
とりわけ、地層というものを持たない埋め立て地(人工島)では、地表の人工物の盛衰のみが時間を表すばかりです。
記憶を辿る私的な試みである反面、大きな意味の国屋文化などの居場所探しと同質であると感じます。
牧野和馬(まきの・かずま):京都を歩き、ただそこにある「壁」を撮り続けています。
記憶を寡黙に証明するような「壁」と市中を散策(彷徨)する作家が本展の象徴のひとつです。
藤場美穂(ふじば・みほ):携帯電話の赤外線機能を利用したポラロイドプリンターによる。
空間や時間の不連続、整合性を混在させた組写真です。
◎小野紗雪個展4月29日(火・祝)~5月10日(土)11~19時/5月5日(月)休み
身辺の風景の写真に透明アクリル版を重ね線や図形を描くシリーズと、鏡を用い、鏡に映る実際の景色とドローイングが融合するインスタレーション。
風景をレイヤーに解体する作業であり、不可視のレイヤーを見いだすことでもある作品です。
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