2011.03.29 Press - Six
この度、Sixでは、『中平卓馬 キリカエ』展を開催いたします。
中平卓馬(なかひらたくま)は、1960年代より写真を撮り始め、従来の写真の美学から逸脱した「アレ・ブレ・ボケ」を特徴とする作品は、写真表現の世界に大きな衝撃を与えました。
そして、活動を開始して以来、常に自らの作品と方法論を根底から問い直し、自己批判を繰り返して来た作家です。その作品や著書は多くの人々や写真家に大きな影響を与えてきました。
今回、Sixでは、中平卓馬が現在も毎日撮り続けている近作のシリーズを展示しますが、会期中に、横浜や大阪で撮り下ろされた写真を何回かに渡って加えて行く試みを行います。従って展示構成がすこしずつ変化して行きます。
この展示を通して、中平卓馬の写真家としての真髄に触れていただければ幸いです。
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略歴
中平卓馬(1938-)写真家。1963年、東京外国語大学スペイン科卒業。総合雑誌『現代の眼』編集部で勤務中、東松照明との出会いを機に写真を撮り始め、同時期に写真や映画について執筆を開始。1968年から69年まで多木浩二、岡田隆彦、高梨豊、森山大道とともに「思想のための挑発的資料」と副題された写真同人誌『プロヴォーク』刊行。71年、パリ青年ビエンナーレに参加、写真によるインスタレーション「サーキュレーション 日付、場所、イベント」を展示。1977年、病に倒れて生死をさまよい、意識が回復した後も記憶や言語に障害を残すことになった。そのため、一時は作品の発表も途絶え、ジャーナリズムの最前線からも後退するが、写真家としての活動を継続することで次第に病から立ち直る。2003年には横浜美術館で個展「中平卓馬展 原点復帰-横浜」開催。写真集に『来たるべき言葉のために』(1970、2010年再刊)、『新たなる凝視』(1983)、『Documentary』(2011)他。評論集に『なぜ、植物図鑑か』(1973)、『決闘写真論』(篠山紀信との共著、1977)、『見続ける涯に火が… 批評集成1965-1977』(2007)。現在、横浜在住。
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『中平卓馬 キリカエ』展
会期:2011年3月19日(土)〜2011年5月29日(日)
12:00〜19:00
月曜日休館 但し、月曜日が祭日の場合は火曜日休館
会場:「Six」
大阪市中央区南船場3−12−22 心斎橋フジビル2F
TEL:06-6258-3315
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