ごくふつーのお住まいをオシャレにリノベーションすることで新しいライフスタイルを提案したり、レトロビルを丸ごとホステルにつくり変えて運営するなど、さまざまな過ごし方を提案するアートアンドクラフト。なんでそんなに詳しいかというとアートアンドクラフトが定期的に発行されているフリーペーパーACBのファンだからなのです。事務所が靭公園の近くにあり、ショールームも兼ねているらしいので、ちょっと事情聴取に行きましたよ!
インタビュアー:狩野哲也(以下、カノ)
そうそう、アートアンドクラフトの中でクリエイティブが生まれる瞬間ってどこなんでしょう?
「こんな●●があったらいいな」を叶えるのが当社の目的なんですが、普段から「なんでないんやろ? こここんなことしたらいいのに」というような会話をよくしています。モノであったりサービスであったり仕組みであったり、こんなふうになったらいいな、できたらいいなというふうに考える習慣なのかな。そんな中からよく生まれますね。
ホステルロクヨンオオサカなんてどういう話の流れで誕生したのですか?
用途転用というのですが、一度オフィスビルを集合住宅に変えることをしたことがあるんですよ。外国では当たり前なのに日本ではレアケース。こういう用途転用をやっていきたいなあと思っていた背景があります。
それに加えて、宿に関してずっと不満がありました。若いときなら安さだけで宿を選ぶと思うのですが、僕ぐらいの年齢になってくるとそういうところは行きにくい。安いところもあれば、高級ホテルもあるけれど、その間がぜんぜんないんですよね。旅行って長く行きたいけれど、ええな、と思う宿だと値がはるので難しい。行きたい宿がないからつくりたいと思ったのがきっかけですね。
行きたい宿がないからつくってしまうのがスゴいですね。それは見てみたいです。
ぜひぜひ、ここから歩いて15分程度ですよ。
阿波座駅、もしくは西長堀駅から歩いて数分。渋ビル1階にオシャレな看板を発見。ここですね、さては。階段を上ると、ここはバーか何か?という世界が広がり、スタッフの島林さんに案内していただきましたよ。
ここはゲストがくつろぐロビーですね。
はー、デザインとかアートが好きな友だちの部屋みたい!
バスルームは4種類あるんです。
おー、のんびりできそう!
男性グループが同窓会のような感じで利用されていることがありましたよ。
あ、そういう旅行以外のことにも使えそうですね。
屋上ものんびりできます。
うわー、こんな宿があったらめっちゃ泊まりたいですね。良質のクリエイティブが生まれる極意がわかりました。「こんな●●があったらいいな」をしょっちゅう考えることですね。ありがとうございました!
「アートアンドクラフト」 / http://www.a-crafts.co.jp
「ホステル ロクヨン オオサカ」 / http://www.hostel64.com
なんでも知りたがりの狩野哲也が、気になるクリエイターの、クリエイティブが生まれる現場におじゃまするコーナーです。「うちの現場にも来て!」という企業さまも募集中です。
presented by
狩野哲也