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「IN/SECTS」後編 2011.04.21

関西の若者カルチャーを牽引していた雑誌エルマガジンが廃刊した後、今注目の雑誌はなんといってもローカルカルチャーマガジン「IN/SECTS」ですよね。その雑誌を手掛けるインセクツは、大阪を本拠地に、雑誌やwebサイトの企画から運営、編集、取材執筆、デザインと一連の業務を手掛けているそうなんです。編集部が南船場から松屋町に移転したと耳にしたので、ちょっと事情聴取に行きましたよ!

インタビュアー:狩野哲也(以下、カノ)

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カノ

ちなみに、次号はクロスカルチャー特集とお訊きしましたが、このテーマを選んだ理由はなんですか?

松村さん

そもそも「クロスカルチャーって何?」ってことだと思うんですが、僕らが思っていることは、今、ジャンルの垣根をひょいって越えているアーティストや、お店の人、クリエイター、それにお店自体も多いし増えていると思っているんです。もう少し詳しく話すと、クロスカルチャーって、単なる融合や配合ではないと思っていて。例えば、アーティストさん同士が、やっている場合でもジャンルを横断した結果、感じ方が変わったり、別の表現になったりして多様性が生まれる。そんなことが日常になりつつあるというか。このムードというか流れというのが、当たり前になりつつあるなと。これは未来が明るいんじゃないか、って思うんですね。そんなことで取り上げました。

カノ

うわー、なんか楽しみですね〜。

松村さん

4/25発売です。よろしくお願いします!

カノ

タイトなスケジュールの中、制作されたとお聞きました。
デザインを担当された掛川さんにも聞いてみましょう。

掛川さん

1月中旬から動き出して、2ヶ月弱で制作しました。通常業務の合間に制作し、落ち着いて取り掛かるのは夜の静かな時間になってからでした。素材がそろってからつくりはじめるのではなく、取材と平行してデザインしたので、リアルタイムでつくる感じでした。普通ならラフであたりをとって…という前段階の時間がとれなくて。

カノ

それはたいへんですねー。

掛川さん

寝袋を2、3回は使いました(笑)。寝てしまったら終わりかな(笑)、と思ったりしていました。

カノ

名言ですね。そんな裏話が聞けるイベントが5/7(土)に行われます。大阪・中崎町のコモンカフェでトークライブが開催されます。

「サロン文化大学」/ 5月7日(土) 雑誌「IN/SECTS」トークライブの詳細はこちら
「IN/SECTS」/ WEBサイトはこちら
「OPUS design school」/ <i works:卒業生の活躍>で掛川さんを紹介しています

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狩野哲也

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