関西の若者カルチャーを牽引していた雑誌エルマガジンが廃刊した後、今注目の雑誌はなんといってもローカルカルチャーマガジン「IN/SECTS」ですよね。その雑誌を手掛けるインセクツは、大阪を本拠地に、雑誌やwebサイトの企画から運営、編集、取材執筆、デザインと一連の業務を手掛けているそうなんです。編集部が南船場から松屋町に移転したと耳にしたので、ちょっと事情聴取に行きましたよ!
インタビュアー:狩野哲也(以下、カノ)
ホームページに書いてあった住所を目指すと
あれ? アララギってご飯屋さんですね?
ガラガラ、あがりますよー。
あ、インセクツでしたらお二階ですよ。
え!? 店の中に入るんですか?
どうぞ階段が急になってますんでお気をつけください。
なんですかこのゆるい空間!?
木のぬくもりに癒されますね!
ここで雑誌をつくったり、webの原稿を書いたりしているんですよ。打合せはこちらのテーブルでやりますね。
おしゃれー
イベントもやって、雑誌もやっていて、どうなっていかはるんですか?
雑誌を中心に考えているのは、今も昔も変わらなくて、この先も変わらないですね。イベントもやっていきたいと思っていますが、あくまで僕らがやるイベント、つまり、僕らというのは、雑誌を作っている僕らという意味で、イベンターの方がやることとはやっぱり違うんですよね。イベントと括れば、一緒なんですけど、やり方とかこちらの意識として違う。僕らはアーティストの方とかお店屋さんとか、いろんなジャンルの人の中間に入れる存在なので、そういうことは意識してやっています。現状としては、そんな感じですね。
この先はどんなことを考えてはるんですか?
ネットショップを始めようと思っています。雑誌で知り合ったアーティストさんとかの商品とか、お店の商品とか、そういうものを売るサイトですね。自分たちがおもしろい、いいなと思ったものを周りに置きながら、どうやったらご飯を食べていけるか、つまり、お金だけではなくて、いろんな意味で稼げるかということですね。そこに向けて、いろんなことをやっていくという感じです。
なんでも知りたがりの狩野哲也が、気になるクリエイターの、クリエイティブが生まれる現場におじゃまするコーナーです。「うちの現場にも来て!」という企業さまも募集中です。
presented by
狩野哲也