opus design - オプスデザイン

▶Various Artist

Solid State Tuner|2008.09.01 / Flip


夏休み特別企画第3弾。「暑い時こそ外に出よう!」なんて言ってるうちに、いつの間にやら猛暑の日々も過ぎ去り、めっきり涼しくなって野外フェスの主役も蝉から鈴虫にバトンタッチする今日この頃ゆえ、Flipも室内に目を向け、デザインと音楽は切っても切れない間柄と言いますか、お互いを刺激しあったり補いあったりと、なにかといい関係にありますよね?というわけでクリエイターの皆さんに「デザインの隙間を埋めるというか、デザインの中でリズムを見つけるため何聴いてます?」を教えてもらいました。
ちなみにトップ画像はHipgnosisが手がけたPink Floyd/Ummagumma (1969)の入れ子構造ジャケ。CDでなくLPで写真を見てほしい1枚。

「アートワークと音楽のつながりについて考えるCD」
今やJUSTICEと並んでフランスのエレクトロシーンを牽引していると言っても過言ではない、KLEE LABELから発売されたSURKINの国内編集アルバム。アートワークはJUSTICEの片割れ、GASPARD ( 蛇足ながらデザイン / コーディングワークはMarkが担当 ) 。ED BANGERの例を挙げるまでもなく、近年、インディレーベルとCDアートワークの関係はよりコミューン化され、メジャーに対して力を発揮していると思いますが、そのことをはっきりと認識されられるし、また刺激にもなるアルバムです。

Mark http://mark-design.jp/



クサクサモードで、なかなかもって作業がはかどらない時のザッツ・カンフル盤。2曲めの「Your Voice」でクリーンでさわやかな気分になって、「急ぐ急ぐ急ぐ急ぐ急ぐ!」と聞こえる、確信犯的空耳アワーな9曲めの「So Good」でチャカチャカっとしたノリになり、10曲めの「北の国から」でアガりまくりのゴーゴーへブン!サッサと仕事終わらせて、踊りに繰り出したい系になることうけあい。

BOOKLUCK http://www.bookluck.jp/



以前、自分のブログにも書いたのですが、やっぱり好きですね!ゴンザレス。彼はカナダ出身,ベルリン在住者で,ヒップホップ,ジャズ,ポップ,ハウスなどの幅広いフィールドで活躍するエレクトロニック・アーチスト兼作編曲家プロデューサーで,アルバム"GONZALES UBER ALLES"は英国エレクトロシーンで高い評価を受け、またフランスではプロデューサーとしても名高いゴンザレス。今回のアルバム「ソロピアノ」はノスタルジックで幻灯的な雰囲気が音色となって表現され、叙情的な作品に仕上がっている。自分的には疲れている時や真剣に創作活動をしたい!と思う時には絶対かかっている1枚ですね!

TRITON GRAPHICS http://www.triton-corp.co.jp/


William Basinskiが2003年にリリースした1:06:38の黄金比的水中Drone。FunkyでノリノリなMusicでのデザイン作業も良いですが、たまにはどっぷりとMy内宇宙へダイブするのも爽快です。デザインに必要なネタは、全て俺の中にすでに用意されていた!なんて悟りのひとつでも開けてしまいそう。

SUBTONIC http://www.subtonic.jp


nullBALIなど旅行に行った際に鳥や海や街の音、ラジオなんかを何本も録音してくるのですが、この夏の暑さを肯定的に楽しむためにローテーションで聴いています。

2yang http://www.2yang.net/
"ALPHA - OMEGA" http://wizallianc.exblog.jp/



「絵を描き出す時に聴く音楽」
絵を描く為のテンションに上げてくれる1曲。ライブペイントの際も可能ならDJにリクエストしてかけてもらってます。
「行き詰まった時に聴く音楽」DAFT PUNK/ DISCOVERY
何も思いつかず、やる気のイマイチでない時はこれを聴きながら近所を自転車で走って気分転換してます。

buggy http://www.buggylabo.com


「1本調子になりがちな時聴く緩急リスト」
ディストーションとリバーブをブラストビートよろしく両足で踏み倒し、往年の星野伸之あるいは川尻クラスの緩急を駆使。Galaxie 500からBrutal Truthまでの振り幅でデザインの幅もアップ間違いなし。Angel of Deathでスパート、バーナード・バトラーでむせび泣き入稿、Flaming Lipsでチルアウト 。悩みの種はローテーションが10年変わらないこと。

underson http://www.underson.com



Flip INDEX

ワタクシundersonがちょっと気になるアンチクショウと旨い珈琲でも飲みながら肩肘張らない丸腰放談の中からクリエイティブの薬莢を見いだす針小棒大なコーナー。

Editor/
tsutomu horiguchi
from underson

OPUS Designホームへ

Features

2012.11.20 Tue


▶近藤聡_明後日デザイン制作所