
2008.02.29 Daily Watch - バショ
重森三玲さんをご存知でしょうか。昭和に活躍した作庭家です。茶道を「生活に一番近い芸術」と考え、茶道を取り巻くもののあり方を研究し、独学(!)で庭園の道に進まれました。
今回紹介するのは京都にある重森三玲庭園美術館です。
水を使わずに、石と植物で海や山を表現する、枯山水と言われる表現方法なのですが、一般的には寝かせて置く平たい石を立てて組んだり、波打ち際の表現が細かくて、こんもり盛られた苔と敷き砂が本当に波のように見えてきたり。
他にも、彼の作った庭には、市松模様に組まれた苔、北斗七星に並べられた石などがあり、
当時の人は、その斬新さにさぞかし驚いたのではないでしょうか。今、見てもとても新鮮で、古さは全く感じません。
重森さんは庭の他にも、茶室の設計もされています。
上の写真がその茶室無寺庵の内部なのですが、ふすまに描かれた市松模様の波のアバンギャルドさにびっくりです。色の鮮やかさや、照明の傘や、釘隠し、ふすまの取手の部分など、細部のデザインが凝っていて終止ドキドキしっぱなし。
四畳半の空間の中の無限を見た気がしました。
重森さんを庭園に導いた茶道ってどんなものか、気になりだして少し勉強中です。
これから春にかけて、どんな風に季節の移ろいを見せるのか。大きな桜の木があったので、さぞかし華やかでしょう。
この美術館以外にも、重森さんの作った庭は京都のあちこちのお寺に存在しています。
京都にお出かけの際は是非。
※重森三玲庭園美術館は事前の予約が必要です。
(O)

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